こんにちは!
神奈川県横浜市を拠点に交通誘導警備・イベント警備を行っております、株式会社イージス代表の吉岡忠です。
日本を代表するスポーツメーカー、アシックス。
あのナイキですらアシックス(オニツカタイガー)の代理店として創業しており、創業者フィル・ナイト氏はアシックスの靴ならば当時のスポーツシューズ市場の大半を占めていたプーマ、アディダスの牙城を崩すことが出来るという確信を持ち、はるばる日本までオニツカタイガーの販売権の申し出にやって来たのです。
まさにアシックス無くしてナイキ無し!
と言っても過言ではありません。
現在ではスポーツ用品全般を取り扱うアシックスですが、初期はスポーツシューズの製造のみを行っておりました。
創業は戦後間もない1949年。
まだまだ焼野原ばかりの日本で、創業者の鬼塚喜八郎氏は荒廃し堕落しきった日本の若者の姿を目の当たりにします。
お金を稼ぐ為、進駐軍相手に売春を行う少女たち、麻薬や覚せい剤に手を出す若者・・・。
そんな目を覆いたくなるような日本の惨状を前に、鬼塚氏は「何とかして日本を復興させたい」という強い願望を抱きます。
いつの時代もどの国に於いても、未来の希望は若者であり子ども達です。
そこで鬼塚氏は
「この国の未来を担う青少年たちの健全な成長の為に一生を捧げよう!」
という志を持ったそうです。
"健全な精神は健全なる肉体に宿る"という言葉を戦争体験によって体感している鬼塚氏は、スポーツこそが若者の精神発達の為に重要であると考え、運動靴の開発での起業を思いつきました。
それこそが言わば彼の信念であり、その信念が正しかったという事は戦後復興、高度経済成長、そして現在のアシックスが証明しています。
大東亜戦争(第二次世界大戦)を生き抜き、高度経済成長に寄与した経営者の方々は『志』を持っており、迫力を感じます。
その迫力の源はきっと「この日本を必ずや復興させるんだ!」という強い想いでしょう。
しかし、原爆を2発も落とされ、敗戦国となり、焦土と化した自国を見て誰がそんな思いを抱けるしょう!!
これこそ日本男児、サムライ魂と呼ぶべきものではないでしょうか。
鬼塚氏に関して言えば、そのサムライ魂の発現として「この国の未来を担う青少年たちの健全な成長の為に一生を捧げよう!」という志が立ち上がったのだと思うのです。
このコロナ渦に於いてまだまだ底すら見えず、下降の一途を辿る現在の日本において、彼ら偉大なる日本人経営者から見習うべき事は大いにあると思います。
我々日本人はいまこそ大いなる志を持ち、DNAの中に眠っている『サムライ魂』を起動させるべき時なのではないでしょうか。