こんにちは!
神奈川県横浜市を拠点に交通誘導警備・イベント警備を行っております、株式会社イージス代表の吉岡忠です。
『現状』を判断するときは過去や未来、そして空間における位置関係を把握するため周囲を見なければなりません。
ですから日本の『現状』を見ようとするときは、歴史、世界の状況も見なければなりません。
先ずは世界を見てみましょう。
現在の日本のGDPは先進国の中では下位です。
要は貧困国に陥っている訳です。
次に歴史を見てみましょう。
大東亜戦争に敗れ、日本はどん底にまで落ちましたが国民は奮起し高度経済成長を起こし、奇跡ともいえる大復活を遂げ、1980年代にはGDP世界第二位にまで登り詰めました。
それがいまから3~40年前の話です。
3~40年前は他国が羨むほどの経済大国だった日本が、いまや貧困国へと成り下がっているのです。
この3~40年の間に何があったのでしょうか?
・バブルの崩壊
・阪神大震災
・リーマンショック
・東日本大震災
・コロナ禍
こういった出来事はありましたが、高度経済成長を起こした日本です。
復活するだけの力も機会も十分にあったはず。
経済を上昇させることは出来た筈なのです。
つまり“やらなかった”という事になります。
我々は自ら国を貧困にしているという訳ですが、その自覚すら無いというのも事実です。
なぜでしょう?
それは情報が与えられていないからです。
テレビやSNS等で流れてくる情報というのは、いわば受け身の情報です。
大量に流れてくる情報には何らかの利権が絡んでいたりします。
学校の歴史教育すらも自虐歴観=日本の印象を悪くする内容のものであり、我々が祖国に誇りを持てないような内容のものなのです。
高度経済成長を起こした我々の先人は戦前戦中に生まれた世代なので、自虐史観には染まっておらず、日本という国に誇りを持っていました。
「戦争には敗けたが、経済で日本は復活するんだ!」
そんな気概に溢れていたと思います。
しかし現在の日本を担っている我々現役世代はどうでしょうか?
祖国に誇りを持てない、いや持つことが悪、というような教育を受けてきた我々には、先人のような気概がある人はごく少数です。
日本が貧困国どころか他国の経済植民地に陥っている事と無縁ではないの事は自明です。
情報氾濫の昨今、情報は自ら調べ、選択しなければなりません。
「歴史を学ばなくなった民族は、例外なく滅んでいる」
アーノルド・トインビーのこの言葉は、多くのことを示唆しております。
歴史というものは国家の現在地を知ることであり、自らのアイデンティティーを確立する為に必要なことなのです。