※本記事は、2020年7月の投稿に加筆修正したものです。
こんにちは!
神奈川県横浜市を拠点に交通誘導警備を行っております、株式会社イージス代表の吉岡忠です。
人の悩みの大半は人間関係に起因しています。
だとすれば、他人と関わらずに生きてゆけば悩みが無くなる、という事にもなりますね。
はい、解決っ!!!
とい訳にはゆきません(笑)
読んで字の如く我々は『人』との『間』で生きてゆく生き物であるからです。
そもそも『悩む』のは、あらゆる動物の中で人間だけです。なぜ人間が悩むかと云えば、他の動物に比べて脳が発達し、『心』というものがあるからです。
動物や植物にも心は有るのかも知れませんが、動植物は「あ~、あの娘、俺の事どう思ってるのかなぁ?」なんて悩みません(笑)
そう、人間は脳が発達し、言語を獲得した故に『心』も言語によって創られているのです。
だから人間社会も当然、言語によって創られています(「手話」や「点字」も言語です)
心を持ち、他人と関わり続けなければならない生きてゆけない人間。
ならば
生きる事=悩み続ける事
でもあるのです。
お釈迦さんはこれを『苦』といいました。人生=苦である、と。
愛別離苦(親しい人との別れ)
怨憎会苦(嫌いな人とも会わねばならな事)
求不得苦(求めるものが得られない)
五蘊盛苦(あらゆる不快感)
人生には必ずはこの四つの苦しみが付きまとい、なお且つ
この世に誕生する時のトラウマ(生)
老いる事への抵抗(老)
病気になった時の苦しみ(病)
死への恐怖心(死)
の四つが加わり、これを四苦八苦と言ったのです。
しかしお釈迦さんは悟った人ですから、この四苦八苦から脱出する方法も発見しました。
自分の『心』次第で、四苦八苦から脱出出来るという発見をしたのです。
どういう事かと言うと、アナタにとっての『現実』は、アナタの心の反映だと釈迦は言っているのです。
現実を映し出している自分自身の心を変える=ものの見方を変えれば、四苦八苦も消えて無くなるのです。
そもそも四苦八苦全ても、アナタの心が創作した幻想です。『他人』を作っているのもアナタの心。
他人と関わり続けることが悩みであり、『苦』であるならば、アナタの心を変えるしか無いのです。
そしてもう一つ。
人が変わり、成長する最高のタイミングは『苦』なのです。
良薬口に苦し、とはよく言ったものですね。
『苦』を経験し、心を変えようと努力するからこそ、人は成長するのです。
精進あるのみです。