こんにちは!
株式会社イージス代表の吉岡忠です。
子どもの頃、私は
「はやく大人になりたい」
といつも思っていました。
80年代、日本経済がアメリカを抜いて世界一になろうかという頃です。
大人達は自信と幸福感に満ち、自立しているように思え、それが私にとってカッコよく見えていたのでしょう。
私に限らず、当時の他の子ども達もそうだったのではないでしょうか。
「大人ってカッコいい」
翻って現在はどうでしょう。
飢えはしないが貧しくなり、毎日のように『人身事故』が発生する満員電車に乗って、希望もなく生活のために働く日本の大人たち(※私はそれがイヤでバイク通勤も可な警備の世界に入りました)。
国家史観の忘却と、長引く不況で日本の大人は誇りと自信を失ってしまいました。
子どもたちはそんな大人たちを見て「カッコいい」などと思わないでしょう。
「大人になりたい」などと思わないでしょう。
そしてこれは子どもたちの絶望感、小、中学生の不登校や自死の増加とは決して無関係ではないように思います。
『大人』と『子ども』の違いとは何でしょう?
最も大きな違いは自分の意思で選択し、決断出来るかどうかだと思います。
つまり大人は真の国家史観を学ぶ事も、仕事を選ぶ事も、選挙に行く事も、幸福になる事すら自らの意思で選べるという事です。
私はそれを『自立』と呼んでいます。
子どもたちは見ています。
自分たちの未来を。
大人達の姿を。
私たちは自らの意思で選び、決断しているでしょうか?
自立しているでしょうか?
日本のこれからを明るいものに出来るかどうかの鍵は、自立であると私は確信しております。