こんにちは!
横浜市を拠点に交通誘導警備業務を行っております、株式会社イージス代表の吉岡です。
今日は終戦記念日ですね。
戦争という愚行を二度と繰り返さぬよう、改めて平和への誓いを立てる日です。
今年で戦後72年、実際に戦争の悲惨さを経験している世代も少なくなってきています。
どれだけ苦しいのか。
どれだけ悲しいのか。
これは体験者にしか解らない事。。。
とは言い切れないと思います。
人間には想像力があるからです。
少なくとも我々(戦争を経験したことのない世代)は、経験者から伝えられる話、戦争を記録したメディア、それらを題材にした芸術作品などで、戦争の悲惨さ、苦しさを想像する事は出来ます。
そうでなければ反戦は直接経験した人達にしかできない事になります。
2013年に公開された宮崎駿監督の
『風立ちぬ』
戦時中の若者がどう生きてたか、何に希望を見出して生きていたか。
命の尊さ、その命を一瞬にして消し去ってしまう戦争という狂気のなかで夢を持ち、恋をし、成長してゆく若者たちを描いた美しい映画です。
この作品が素晴らしいと私が思ったのは、思想の押し付けがないところです。
何事も断定することなく、ただ淡々と物語が展開してゆき、解り易いハッピーエンドでもアンハッピーエンドでもない。
映画の中の人々は、ただ懸命に時代を生きているだけです。
映画の中での戦争も、ただ狂気がとぐろを巻くように起こっているだけです。
この2つの対比によって、戦争の悲惨や愚かさが炙り出されている。
物語の意味づけを、見る人の想像力に委ねているのです。
戦争という狂気を二度と繰り返さない為に、我々は想像力を働かせる必要があります。
想像力こそが戦争を終わらせる。
ジョン・レノンが
「想像しなさい」
と言ったのはそういう事なのだろうと、私は解釈しています。