こんにちは!
神奈川県横浜市を拠点に交通誘導警備・イベント警備を行っております、株式会社イージス代表の吉岡忠です。
上の画像はフィル・ナイト氏の自伝、『SHOE DOG』の背表紙です。
去年のお盆に読んで感動して以来、常に携え、事ある毎に読み返している本です。
ナイキを世界企業にまで育て上げた、ナイト氏のアツい想いが文面を通じて脳髄にまで伝わってきます。
いまや知らない人は居ないスポーツブランド・ナイキ。
最初はナイト氏の “馬鹿げたアイデア” からスタートしました。
アディダス・プーマが独占していたスポーツシューズ市場に割って入ること。
それをゼロからスタートする。
オレゴン州の何物でもない若者が世界を変える挑戦をするという、壮大な ”馬鹿げたアイデア” を実現させる為に。
馬鹿げたアイデアだと言いたい連中には、そう言わせておけ・・・走り続けろ。立ち止まるな。目標に到達するまで、止まる事など考えるな。”そこ”がどこにあるのかも考えるな。何が起ころうと立ち止まるな。P.8
馬鹿げたアイデアを実現する為に挑戦するという事は、途轍もなく大きなリスクを負うという事でもあります。
そんなリスクを背負ってまでナイト氏を突き動かしたものは何なのでしょうか?
"信念" です。
自分には世界をより良い場所にする為の、大きな役割を果たす事が出来る筈だ、という信念。
誰だって夢があって、その夢を叶えたいと願っているはず。
ですが、それを叶えられる人はほんの一握りしか居ません。
なぜなんでしょう?
『夢』がまだアタマの中にある時点では問題ないのですが、それを実現させる為に行動に移せる人が少ないからです。
夢を実現させるのに最も重要なのは行動です。行動するという事は失敗する事も当然あり得ます。
失敗に対する恐怖心、それが行動へのストッパーになってしまう。
その恐怖心を払拭するものが信念です。
信念は恐怖に打ち勝つ勇気を生みます。
いざ自分のビジネスを立ち上げれば、人生の他のリスク、たとえば結婚、ラスベガスのギャンブル、アリゲーターとのレスリングなど、大したリスクではないと思えてくる。失敗するならするでもいい。さっさと失敗して、それを教訓としてまた一からビジネスを立ち上げてみせる。P.135
ナイト氏も、ナイキが発展する過程であらゆる疑念や、恐怖心に駆られ苦しみの連続だったようです。
しかし上の文章のように「自分がやろうとしている事は、世の中にとって良い事なのだ」という信念が、それらに打ち克ったのです。
情熱。
信念。
志。
それらの想いが人生の役割 = 天職を決定し、世の中を面白くするんです。
大きなリスクを冒し、次々やってくる苦しみを享受し、どんどん挑戦を続けて世の中の役に立ち、「いい人生だった」って笑って死ぬ。
そんな風に熱狂して面白く生きなければ、生まれてきた甲斐が無いと思いませんか。