こんにちは。
神奈川県横浜市神奈川区を拠点に交通誘導警備・イベント警備を行っております、株式会社イージス代表の吉岡忠です。
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アルボムッレ・スマナサーラ長老。
日本でお釈迦様の教えを伝えているマスターです。
著書も沢山あり、YouTubeの動画もアップされたりしているのでご存知の方も多いんじゃないかなと思います。
私もこの方の本を読んでお釈迦様は途轍もなくラディカルな哲学・心理学者だったんだ、という事を知りました。
スマナサーラ長老は、現代人に"もっとシンプルに、楽しく、明るく生きる術"を教えてくれます。
そもそも仏教というのは宗教ではなく平和を実現する為の実践哲学なのです。
それを分かり易く伝えてくれるスマナサーラ長老。
私も長老の本は何冊も読み色々と学ばせて頂いております。
長老の教えは至ってシンプルで、『慈しみの心を育み、より良い人間になることで人生は成功する』という事です。
本当にシンプルなんですが、言うは易く行うは難し。実際に人間がそれを実行するのは難しいのです。
難しくさせているのは『自我』です。
想像力の欠陥により他人の幸せを考える事が出来ず自分の欲を優先する貧しい心。
それらが人生の成功を妨げる最大の要因なのです。
個人の欲望を歯車に回転する資本主義社会がそれを更に難しくさせているのですが。
だから『慈しみの心を育み、より良い人間になることで人生は成功する』ことは大勢と逆行する生き方をすることであり、ある意味困難な生き方でもあります。
そうした困難な生き方を選択するには心が強くなければいけません。
強い心を持つ為には己を律する必要がありますが、己を律する事が出来る程に強い人は世の中には少ないものです(だからお坊さんは”出家”するのでしょう)。
心は厳しく見張っておかなければ欲望や怒りに占拠されてしまい、世の中を不幸にします。
そして放置した心は質の悪い事に世の中を不幸にしている、という事にすら自覚がないくらいに自己中かつ無智なのです。
そんな弱い心が世の中の不幸を生み出しているので周囲を思い遣る強くて慈しみのある心を育めば人生は成功するのです、というのが長老が一貫して言っている事です。
本当にそうだと思います。
怒り、欲望、無智で汚れた、弱い心があらゆる不幸の、そして戦争の原因なのです。
今日の川崎市の悲しいニュースは、弱い人間が生み出した不幸。
それによって何の罪も無い人たちの命が奪われた。
なんともやるせなく、悲しい気分になる事件です。