こんにちは!
神奈川県横浜市を拠点に交通誘導警備・イベント警備を行っております、株式会社イージス代表の吉岡忠です。
日本の仏教には、千日回峰行というとても厳しい修行があります。
険しい山道を一日48キロ、年間約120日間歩く修行を9年間も続けるという、大変厳しい修行です。
その修行の達成者、”大阿闍梨”となった僧侶は戦後たったの51名。逆にそんな修行に挑もうとした人が51人も居たのか!!と、驚いてしまいます。
しかし驚くのはまだ早い(笑)
この修行の5年目に行われる『堂入り』という行。
9日間もお堂に籠り、その間は断食・断水・不眠・不臥(横たわってはいけない)です。9日ですよ!!しかもその間、ずっと真言を唱え続けるのというのです!!
普通だったら死んでしまうでしょう。
しかし、大阿闍梨となったこの修行に挑んだ51人の僧侶はこれを乗り越えているのです。
どうしてそんな事が出来るのか・・・?
それは彼らが超人だからでしょう。
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そんな身も蓋も無いことを・・・(笑)
いや、元々は彼らとて我々と同じ一般人です。
では、いつから大阿闍梨たちは超人に生まれ変わったのでしょうか!?
この千日回峰行に挑む僧侶には初日に短刀と縄が手渡され、修行中常時身に着けていなければならないそうです。
例えば病気、怪我などで修行を途中で棄権しなければならなくなった時・・・短刀で腹を掻っ捌くか、縄で首吊り自殺をしなければならない、という掟があるのです。
と、いう事は挑戦すると決めた瞬間から何としてでも達成しなければ、死ぬしかないのです。
そう、だから大阿闍梨たちはこの荒行に挑戦すると決めた瞬間から超人になったのです。
達成か死という、宗教だからこそ許されるこんな野蛮な(笑)荒行に挑むなんて余程の覚悟が無ければ決断できません。
つまり、覚悟が人を超人にさせるのです。
そう、覚悟さえすれば。
別に僧侶になって千日回峰行に挑まなくても、それぞれが私欲の無い(小欲ではない)夢や目標を持ち、『必ず達成する。或いは死』という覚悟さえすれば、誰でも超人になれるのです。