こんにちは!!
神奈川県横浜市を拠点に交通誘導警備・イベント警備を行っております、株式会社イージス代表の吉岡忠です。
気持ちの良い秋晴れだった先日の日曜日、家族で神奈川県南足柄市の大雄山最乗寺に行ってきました。
比叡山、成田山ほどではありませんが、600年以上の歴史を持つ古寺です。
広大な本堂は開放されており、人が少なかった事もあって畳の部屋が大好きな息子は跳び回ったり大の字に寝っ転がったり。
エスカレートしそうなので
「仏様びっくりしちゃうよ」
と諭すとすぐにやめました。
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たしなめられ、いじけてたそがれる息子。こう聞き分けがいいと逆に諭した方が罪悪感を感じてしまう(笑)。
その後、敷地内を一廻りしてベンチに座って休憩していると、息子が足下でウロウロしている蟻を指し
「蟻さん!!」
と一声。
そんな事はしないと思いながらも、踏み潰すのを危惧した私は
「そうだね。冬のために頑張って食べもの運んでいるんだね。邪魔しないようにしようね」
と、話すとコクリと頷く息子。
安心して気持ち良く晴れ渡る秋の空を見上げておりました。
隣に座っていた息子にも
「気持ちいい空だねぇ」
と空を見るよう促すと、地面を見たままだったので足下を見てみると、さっきの蟻が死んでいました。
息子が踏み潰したようです。
「あ!!かわいそうに。蟻さん、一生懸命生きてたんだよ」
と息子に諭すと、俯いたまま神妙な顔。
自分のした事が『わるいこと』だと認識しているようなので、すかさず
「お手々を合わせてごめんなさいしよう」
といい、親子三人で
「蟻さんごめんなさい」。
それからしばらく、息子は自分の行為を後悔しているようでした。
大好きなお寺での出来事。
息子は自分の行為に心を痛めたでしょうけど、命の大切さを知る良い経験だったと思います。
手を合わせて命を尊ぶ。
これを自然に行うのが日本人。
蟻さん、ごめんなさい。