こんにちは!
横浜市を拠点に交通誘導警備を行っております、株式会社イージス代表の吉岡です。
2015年の年末の話になるのですが、私の人生観を揺さぶられる衝撃的な芸術を目にしました。
『150年に1人の天才』と言われるダンサー、シルヴィ・ギエムが舞ったバレエ
『ボレロ』です。
モーリス・ベシャールが振り付けたこの舞踊を見た時に、まさに鳥肌が立ち、心が震え、眩暈がするような陶酔感を覚えました。
そう、この感覚は
美術館でピカソの絵を見た時
キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』を観た時
1999年のFCバルセロナのサッカーを見た時
『苦行釈迦像』を見た時
と同様の感覚です。
奇跡としか言いようのない芸術作品を目にする度に、私はこの感覚を覚えます。
一言でいえば『感動』なのですが。
『恐怖』
『歓喜』
『哀しみ』
『怒り』
『安楽』
それらの感情が矛盾を抱えながらも絡みあい、激しくぶつかり合いながら言語の枠から溢れ出てしまう、圧倒的な感覚なのです。
論理的思考ではたどり着けない、絶対的な感覚。
真の芸術作品とはそういう『感動』を鑑賞者に与えるものです。
人間が芸術を愛するのは、そういった『感動』、絶対的な感覚を体験したい為に生きているからだと、私は思います。
つまり真の芸術作品は鑑賞者を『感動させる』=生の充実感を人々に提供するものなのだと。
私は
『宗教的陶酔感』
と呼んでいますが。
正も邪も、生も死すらも超越した、遥かなる境地。
『ボレロ』を見た時に直観しました。
私はこの陶酔感を体感するために生きているのだと。
喜びであり、生きる意味なのだと。